トランプとゼレンスキー

思うに、トランプとゼレンスキーはカメラに写っていないところでいくらでも話はできたはずだ。公開の場でああいう喧嘩をしたということは、あれはヨーロッパやロシアに対するゼスチャーであって、落とし所は別の所にある、と考えるのがふつうではないか。テレビはしょせんショーなのだ。台本があったとしてもおかしくない。もちろんやらせがばれないようにある程度ガチンコで討論もしたのだろうが。アレを見せられたアメリカ人やヨーロッパ人が、トランプはまたわけのわからんことを言っている、ゼレンスキーがんばれ、ウクライナかわいそう、と思わせればそれで良かったのだ。トランプは一生懸命道化師役を演じている。アホな独裁者役に徹している。茶番だ。

ゼレンスキーもトランプも考えていることは同じなのではないか。ロシアに喧嘩を売るのが早すぎた。もう少し待っていればプーチンは死ぬ。それが自然の摂理だ。ロシアにプーチンの後継者は育っていない。ロシアはもはや国家としての体をなしていない。ちょっとばかり天然資源があり、冷戦時代の遺産があるのみだ。

今ゼレンスキーがトランプの停戦協定を飲めばそれが既成事実となって、東ウクライナもクリミアもロシア領ということが確定してしまう。

一度始めてしまった戦争をチャラにはできない。ゼレンスキーはともかく今の状態をできるだけ長引かせてプーチンが死ぬのを待ちたい。トランプはもうこれ以上ウクライナに金を使いたくない。だからテレビの前で二人はガス抜きをして見せた。

それだけのように思える。

要するにおっちょこちょいなボリス・ジョンソンが痴呆のジョー・バイデンをそそのかしてゼレンスキーをおだてて戦争を始めてしまった、そのタイミングが悪い。

フランスがドイツに核配備するとかキチガイ沙汰だ。ヨーロッパは頭に血がのぼってしまい、あとにひけないところまでおいつめられている。実に愚かだ。ゼレンスキー一人であんな戦争ができたわけはない。彼は単なる役者だよ。アイコンに過ぎぬ。第三次世界大戦に賭けようとしているのはヨーロッパで、トランプはゼレンスキーの肩ごしにヨーロッパに警告しているのだ。

日本政府は「ウクライナ戦争」のことを「ロシアによるウクライナ侵略」と呼んでいるらしいが(ヨーロッパなどの呼び方にならっているだけらしいが)非常に誤解を招く表現だと思う。ではもし韓国が実効支配している竹島を自衛隊が奪還しようとしたら、或いはもし自衛隊が北方領土に兵を派遣したらそれはどうか。韓国軍が、ロシア軍が駐留している地域から、はいあなたそこうちの土地だから出て行ってねといって何の見返りもなしに素直に出て行くわけがない。そこをごり押ししたらどうなるか。やってみれば良い。簡単なことだ、自衛隊が竹島に上陸しさえすればよい。なんなら尖閣諸島でも良い。日本はそんなことすらできないではないか。吉田寮ですらまだ明け渡されてないではないか。

吉田寮はどうやって解決するかって?全共闘世代の年寄りがみんな死ぬのを待つのが一番無難だよな。だけどそろそろ強制退去執行してもいいんじゃないの。手ぬるいよな(笑)。

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