乾麺と生麺

米一袋5kgが4000円いや5000円するのが当たり前な昨今ではスパゲッティ麺がたとえばトップバリュ1kgで250円というのはかなり割安。5kgでも2500円にしかならない。昔は確かに5kgで2000円の米というものはザラであった。10kgで3000円というものもあったように思う。しかし今なら、単に炭水化物を摂る目的ならばスパゲッティを食べる方が安そうだ。

一方で現在浅草あたりではカラヒグ麺というものが話題になっていてこれが2月5日からまいばすけっとで買えるようになって、私は結構買ってたべているし、人にあげたりして勝手に普及活動をしていたりする。

一袋2食199円というのは、安い。安いと思うのはたぶん錯覚で、1食分100円というのはカップ麺に比べれば安いが袋麺よりはやや高いかな?と思うが、最近は袋麺もそれなりの値段がするからなんともいえないかな。

生麺が特にうまいと思ったことはなかった。たとえば蕎麦を生麺と乾麺で食べ比べてみて割高な生麺が特別うまいとは思えなかった。そうして今まではできるだけ安い乾麺ばかり買って食べてきた。しかし今回、敢えて生麺を食べてみると似ているようでまったく違う食べ物であって、自分の中でいままで試したことのない新味がある。しばらくはパスタ麺だけでなく蕎麦なんかも生麺で食べてみようと思う。

カラヒグ麺はかなり面白い。塩気がもともとかなり含まれているので、(乾麺の蕎麦のように)ゆでた後でいったん水洗いするならともかく、味付けにはかなり気をつけたほうが良い。ゆでて湯切りをせずそのままスープをからめていくやり方だと、麺からかなりぬめりが出るようだが、そのぬめりに塩気が留まってかなり塩辛くなる。早ゆで2分と袋には書かれているが、1袋に2玉入っていて1玉が生麺で130gであるから2玉くらい余裕で食べられるんじゃないかと思ってたべるとかなり弾力があって顎が疲れてくる。多くの人にとっては少し長めにゆでたほうがちょうど良い固さなのではないかと思う。

ともかくいろんな意味でこのカラヒグ麺というものは食感が独特で、敢えて食べてみる価値は十分にあると思う。

カラヒグとはカラスと樋口という二人の人が作ったのでそういう名前なのだそうだ。

カラヒグ麺、中野新橋のまいばすけっとでは、賞味期限がどんどん新しくなっているので、結構回転しているようだ。しかし町田のまいばすけっとで買ったときは中野新橋よりも後で買ったのに賞味期限は古かった。やはり都心のほうがこうい新しいものに関心が高いのではなかろうか。

カルボナーラには良く合うと思う。ボンゴレビアンコもうまい。まだ試してないがミートソースにはきっと合うと思う。あっさりしたボンゴレを食べたければ湯切りもしくは水洗い(と温め直し)をちゃんとしたほうが良い。

ざるそばのような食べ方もしてみたのだが、これだと小麦粉そのものの味わいを試せるということはあるのだが、めんつゆとはほとんど絡まないような気がする。あんまり相性は良くない。食感は餅に近いので、砂糖醤油で食べると案外うまいのじゃないかと思っている。

ラオタ界隈では浅草開化楼はかなり有名なラーメン屋で、ここでこのカラヒグ麺は使われているそうだ。私はラーメン屋にはほぼまったく行かないのでよくは知らない。浅草地下街のニュー小江戸の焼きそばにも使われている。この焼きそばは(以前にも書いたかもしれないが)、最初食べたときは固くて焦げててなんてたべにくい焼きそばだろうかと思ったのだが、食べ慣れてみるとほかの焼きそばはもう食べ応えがなくて焼きそばを食べた気になれなくなるというしろものだ。初心者には敷居が高いが、何度も食べているとそのうちはまる。

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