景樹の歌

投稿者: | 2010年4月2日

> しづのをがうつや荒田のあらためて作るにはあらずかへす道なり

「荒田」と「あらためて」がかけてあり、田の縁語として「かへす」が使われている。
和歌の道を新しく一から作ろうというのではなく、
いにしえに返すという意味であろう。
ちなみに「たがやす」はもとは「田かへす」。

> 子はなくてあるがやすしと思ひけりありてののちになきが悲しさ

子がいて死んだら悲しいので、もともと子がいない方がましだ、の意味か。
子に景恒がいる。

> 限りなく待たせ待たせてあら玉の今年ぞふれるこぞの初雪

旧暦なので、二月過ぎてから雪が降ったということだろう。

> こころなき人は心やなからましあきのゆうべのなからましかば

これは、俊成の

> 恋せずば人は心もなからましもののあはれもこれよりぞ知る

の本歌取りだわな。

カテゴリー: 未分類

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA