なごり雪

こないだのひな祭りの日に雪が降り、居酒屋で、誰かが「なごり雪」をカラオケで歌ったらみんなスイッチが入ってしまい朝までカラオケ大会になった。平日なのにみんな元気だな。

朝起きるとシャツまでヤニ臭くなっていて泣けた。

ポトスライムの舟

文藝春秋に掲載されていたのを流し読み。講評も読んでみる。山田詠美の言うのもわからんでない。石原慎太郎の言ってるのが一番しっくり来た。こんなものが芥川賞なのかと思った。やおい少女漫画みたいな、たんたんと日常を書いたもので、ポトスのサラダを作ってみたいとか160日間世界一周旅行したいとかとりとめのないこと。

ナポレオン第11巻

ええっと。

第7巻辺りから延々続いていたイタリア遠征がやっと終わった。思わずwikipediaで「カンポ・フォルミオ条約」を調べてしまった。この、オーストリア同盟軍とフランス革命軍の間の戦争では、オーストリアの失地はさほどなかったが、ジェノヴァ共和国とヴェネツィア共和国が巻き添えを食って消滅し、北イタリアが事実上フランスの支配下に入った、ついでにライン川西岸もフランス領になった、ということなわけだな。ジェノヴァはともかくとしてヴェネツィアがオーストリアとフランスに分割されて消えてしまうというのはすごいことだよな。

確定申告

確定申告という名称は、よくわからない。

何が「確定」なのだろうか。

Wikipediaを読んでもわからない。

そのよくわからない感がぐっと来たのでブログのタイトルにしてみた。

まだこんなひねくれた名前のブログは無いようだ。

ま、しかし、税金を多少多めに取っておいて年度末もしくは年末に戻って来る方が、少なめに取られていて追加徴収されるより気持ちは良いわな。取られる額は同じなわけだが。

零戦

なぜか[零戦のDVD](http://www.web-wac.co.jp/video/as_27.html)を買う。
なかなか良いできだ。
中島飛行機製オリジナルの栄エンジンを積んで実機で飛行できる状態のはこれ一台しかないらしい。
エンジンがかかる音がすばらしい。
縁日の発動機や草刈り機に似た軽快な音。
エンジン始動時に一瞬カウルから吹き出す煙もまた良い。
操縦士がコクピットに乗るときの足場の位置とかそれにどのように足をかけて登っていくかなどのディテイル。
実機でなくてはわからない。
エンジン音やら振動やらの臨場感を3DCGで再現しようとすると、
どのくらいの手間ヒマがかかろうか。
気が遠くなる。

なぜかベオウルフ呪われし勇者とか見る。
ファイナルファンタジームービーっぽいフル3DCG。
悪くない。
ときどきムービーの3DCGに嫉妬することがある。
ゲーム用ローポリではこのクオリティは出せないし、
そもそもレンダリングをうちらはやらないから。
3DCGで再現されたアンジェリーナ・ジョリーは笑える。ここが一番の見所だろう。

麗島夢譚

なぜか安彦良和の「麗島夢譚」というマンガを読んだ。
麗島というのは台湾のことらしいが、
処刑された天草四郎は替え玉でオランダ人に台湾のゼーランディア城につれていかれる。
そこにはなぜか宮本武蔵がいる。
当時の台湾だから当然平戸から鄭成功がやってくる。
なんかもうすげえ。
しかし、「三河物語」とか「王道の狗」のような地味なストーリーの原作では良い味出す安彦良和ではあるが、
「ジャンヌ」とか「神武」とか「ナムジ」などの自由度が大きくて歴史上の英雄を主人公にした途端とんちんかんになってしまう。
「虹色のトロツキー」はけっこう危なかったがなんとかまとまった感じ。
彼が「麗島夢譚」のようなマンガを描きたい気持ちは良くわかる。
しかし、鄭成功と宮本武蔵と天草四郎をどうやって一つのストーリーにまとめるのか。
無茶だろ。
救いは、どうやら、主人公は平戸松浦党の名もない一青年だというところか。

オネアミスの翼

久しぶりにオネアミスの翼を見た。
前見たときとは全然違うところに感動した。
絵がマクロス。
マクロスの作画ですよねこれ。
しかも、人物描いてるのはエヴァンゲリオンと同じ人らしいじゃないですか。
全然作風変わってるじゃん。

割と初めの辺りに機体の後ろにプロペラ付けた戦闘機出てくる。
好きだなあと。
まったくマクロスだなあと思う。
ヒロインの顔がまるでマクロス。

液体酸素をタンクに注入したときタンクの表面が徐々に白く凍っていくところなど芸が細かい。
それが打ち上げられるときに氷の破片になって落ちていくところ。
そこは昔感動したシーンだが今回はそうでもなかった。
記憶は常に現実よりもふくらんでいくのだな。

そうだな。
エヴァンゲリオンを見てから見るといろんなシーンがかぶってくるんだよな。

ま、しかし、ロケットは大陸間弾道ミサイルに使えるからあれだけ軍事予算つぎ込んだわけで、
まるで実用性のないやっかいもののように描かれているのはどうかと思う。
ストーリー設定的にあり得なくね。