事件物の雑味

鬼平犯科帳全24巻中第21巻辺りまで読んだのだが、だんだんに雑味が増えてきたように思える。
コロンボ全69話を3分の2くらいまで見たときにも同じような気持ちになった。
最初の頃は、話も面白く、濃くて、殺人事件とか強盗というネタを扱っていながら、時にユーモアも交えてあり、爽快感もある。
しかしだんだんと話がドロドロと陰鬱になってきて、リアリティはあるんだろうが、読んでて気持ち悪くなってくる。
犯罪なんだから気持ち悪いのは当たり前で、それを敢えてエンターテインメントに仕立ててあるのだが、つい生のどろどろした部分が、濾過されないままに出てくるという感じか。惣菜の刺身を買ってくれば良いのに、サクを買ってきて自分で切ってみると中に寄生虫がいて食欲を失うような感じと言えば良いか。
ウィキペディアなんかも、普通に読んでる分には良いが、底の底までデータをさらって分析しようとすると、気持ち悪い、読まなきゃよかったようなことまで読まされてしまう。

シリーズものとはそうしたものなのかもしれないが、原作者や演出家も、やりたいことはもう大抵やり尽くしてしまって、無理に新作を作ろうという気は失ってしまって、しかし続きを出せばそこそこ売れるとわかっていれば、周りから言われてどうしても続けなくてはならない。あまり使いたくない、一度ボツにしたネタなども使ったりするのだろうか。

ブログ村

夏目書房新社の復旧を手伝ってあげて、いつまでも私が管理者でいるつもりはなくて、立ち上がったら他の人に管理を任せたいとは思っているが、今はほとんど私がやっている状態で、ついでにここのブログ(はかもなきことのこと)を復活させたりもし、ブログ村のランキングなんぞにも参加したりしたのだが、サブカテゴリーで11位とか15位くらいになるのはそんな難しくないのだろうか。おそらく過去記事へのアクセスでこれだけランクが上がってるのだろうが。少し頑張って毎日更新したらけっこうな順位まで行けるような気もする。というか今や主戦場は twitter か youtube だろうから、ブログ界隈で目立ってどうするのかという気もする。

ブログ村みたいなサービスってほかにはないのかな。

でもなんか世の中に対して文句言ってもどうせ何も変わらないし、ブログ書くだけ無駄な気もするんだよね。だから、書きたいときに、主に備忘録代わりに書くってことになると思うんだ、私の場合。

ガーミン

sony に ipod が致命傷を与えたように、カシオに対してまず Apple Watch が、続いてガーミンという謎の会社が脅威になりつつある。
ガーミンは中華のパチものかと思ってたらアメリカの割とまともな会社らしい。
なるほど smart watch がソーラー発電で、日に当てさえすりゃ付けっぱなしでも動き続けるわけか。
理屈ではそうかもしれんが、自衛隊員もガーミンを最近は買っていると聞いてちょっと驚いた。ほんとだろうか。
ずっと心拍を計測し続けてくれてしかも電池が切れないというような時計が出てくれれば私も買っても良いと思うのだが。

ていうかカシオはそういう分野で新製品を出してくれないのだろうか。

googleも匙を投げた

近頃はwebで何か調べ物しようと思っても出てくるのは誰が書いたかもわからんようなアフィリエイト目的のまとめサイトばかりで、どれを読んでも似たり寄ったりで、結局役に立つことはわからない。
さらに AI が適当に書いたまとめサイトも出てきてこれもなんの役にも立たず当てにもならない。
web検索は死んだと思うし、googleももうこの状況には匙を投げたのではなかろうか。

googleという会社の将来性もあやしいもんだ。最近はもう、何をやれば良いのかわかんなくなってきてるんじゃないか。
検索エンジン最適化、SEO とかなんとか言って、要するにいかに google をだますか、それにいかに google が対処するかって戦い、実に不毛だ。そこに最近出てきた AI。馬鹿馬鹿しくてやってらんないよね。